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なくなってしまえばいいのに

こんなものいらないのに

わたしにもきみにも
のこるものなど ないというのに

0010(2004.7.1)

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たゆとう歌声 心のように
ただ揺れる 巡る 歌う
彼らは風なき時の夢見人
幾筋もの光に背く 闇夜の狩人
どうか彼らに邂逅を
どうかわたしに邂逅を
背けぬ掟に最上の裁きを

0009(2004.6.28)

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では わたしはなにもしない
行動が 思考が すべて一言に帰すならば
わたしは無意味だ

だから願う

すべての行いを 否定しないでほしい

0008(2004.6.19)

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時は無情なもの
しかし それでも 人の記憶を風化させる

忘れた想いは数えることも叶わず
残酷な記憶さえも 懐かしむことを許さない

或いは 忘れることが幸せ

しかし なくすことは 不幸

0007(2004.6.15)

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なくして良いほど
世界は軽くない

世界の責任を担うわたしは
だから世界を存在させ続けなければならない

自らの確固たる意志さえ
義務の前には無力と化すのだろう

では わたしはなにを想うのだろう

ひとつ
ただひとつ

存在という存在を確立させるのも
存在以外に有り得ない と

理解してしまえば
簡単だろうと想う

0006(2004.6.11)

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ふと 振り向けば 風が優しい

過去のすべてをなくしても

まだ 生きることを選ぶのだろうか?

0005(2004.6.8)

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遠い未来へ想いを託しても
遠い過去を悔やむとしても

わたしがわたしであることを否定しても
消滅へゆくことはないのだと

知ってしまえば 悲しいと思う

0004(2004.6.4)

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ごめんなさい

消えてしまうなら、ごめんなさい。
生きてしまうなら、ごめんなさい。
償えない罪があるなら、ごめんなさい。

奇跡を信じればそれは罪になります。
世界を信じればそれは罪になります。
わたしを信じればそれは罪になります。

わたしを信じないでください。
わたしの罪を増やさないでください。
わたしは生きていたいです。

だから、ごめんなさい

ごめんなさい。

0003(2004.5.28)

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自鳴琴

永久なる音色は

やがて絶え

0002(2004.5.27)

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わたしは欲しかったものがある。
今はいらない、もう、手に入れようのない大切なもの。

今は、それがなんだったのかを求めてる。
理由が捻じ曲げられた不幸な世界にあるもの。
そんな醜いものを、わたしはまだ求めている。

理由は絶対ではない。
人は絶対ではない。
世界は絶対ではない。

0001(2004.5.26.)

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