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ほら 空があなたを呼んでいるよ
怖がらないで 羽を広げて

そこは 上も 下も 右も 左も ない世界
前も 後ろも すべてあなただけのもの
重力の手なんか あなたには届かない
すべてを振り切った先に 何があるのだろう

感じている?
風をつかんだ 羽
見えている?
雲を越えた 光
聞こえている?
天使のラッパ 笑い声

ほら 空があなたを待っているよ
怖くても もう行かなくちゃ

そこは 愛と 心と 夢のまどろみだけの 世界

0060(2009.11.27.)

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もしも、ぼくらに言葉があるのなら、
あなたにたくさんの気持ちを差し上げよう。
論理で繋ぎ合せたそれは、嘘をつくことも容易いというのなら、
完璧な嘘をつき通して、あなたに最上の夢を献上しよう。

もしも、わたしたちに音楽があるのなら、
あなたにたくさんの気持ちを差し上げよう。
心から溢れ出るそれは、真実を伝えることしかできないけれど、
真実のみに身を委ねて、あなたに最低な現実を献上しよう。


もしも、彼らに歌があるなのなら、
あなたにたくさんの気持ちを差し上げるだろう。
嘘も真も思いのままならば、愛するあなたを傷つけることなく、
夢も現実も、意のままに操ることがかなうのだから。

もしも、あなたが、
彼らの心の深みへと、踏み込んだのならば。
0059(2009.8.20.)

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道端の赤い花が 時を止めてわたしを見つめる。

やってきたわたしを 音もなく引き止めて、
無表情で饒舌な色を咲かせている。

その花は一体 どこから来たのだろう。
わたしがもしも土になったとしたら、
わたしの土にも その花は咲くのだろうか。

やがて感動をなくすわたしのために、
一片の有機的な色を佇ませるだろうか。

0058(2008.9.25.)

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水の音が遠くから寄せると いつからか音楽が生まれる
拍子もなく 不確かで 不思議な ナミ
そんな気まぐれちゃんだから 人の身体にしみていく

一定な心音 不安定な感情 とてもアンバランス
こんな恋しがりやだから 優しい音に目を閉じる

外側にある母なる水と 内側にある生命の水が
互いに呼び合う その複雑な音楽

0057(2008.9.18.)

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心がないのじゃないかと つねに感じる
心があるなら この気持ちをすぐに言葉にできるのに
心がないから 言葉がなにも出てこない
憎らしくて もどかしくて わたしは焦っているというのに
それすらも わたしの口から語るには未熟すぎる
それを誰かが 無責任 と あらわした

「ことばにできなければいみがない」

言葉は大切なもの なくてはならない世界の要素
しかし それだけに捉われたあなたは哀れ

それとも。。。
言葉に未熟なわたしが あなたに相応しくないのか

0056(2008.9.6.)

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心が閉じている
心を閉ざして 生きている

内側からは開かない
わたしには開けない 扉

悲しい 嬉しい
悲しさ 嬉しさ 全部

わたしの心に 届かない
わたしの感情は 伝わらない
わたしのからだは まっぷたつ

0055(2008.8.22.)

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涙がでるほどつらいけど わたしはもう逃げられない
退路を断つふたつの大きな岩が わたしの背中

そこにいるのは わたしを信じないヒト

近づくための仮面をつけて
下にあるはずの顔は とてつもなく遠くにある


その視線の先で わたしは"ひとり"

0054(2008.8.6.)

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どうしようもなく ただようわたしの思いは
これからどこへ ゆらゆらと行くのかしら

あてどもなく 浮つく足でたゆたうわたしの内側は
ずっとずっと どこかへ行こうとしているの


だってそうでしょう

カラダがなければ ココロは風船のように
重力のない場所を目指して飛んでいってしまう


だってそうなんだもの

カラダに穴が開いたら そこからココロが抜け出して
もうカラダは動かなくなるでしょう

ココロはいつも カラダの鳥篭から出られるそのときを
ずっとずっと 待っているのね

0053(2008.8.5.)

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胸の高鳴りが文字の列を紡いでいく
文字の列の躍るさまが わたしの胸をかきたてる

わたしの心をいくつにも分けて
星のように砕けた虹彩から 世界が生まれた

言葉の群れが わたしをどうしようもなく急きたてる
操る指がにどかしいくらい 氾濫した奔流が
電流となって頭を駆け巡らせて
星の世界をいとおしいくらい綺麗にしてくれる


だから もっと動いてよ わたしの心
ここで終わらせないで

0052(2008.7.27.)

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歩いている方向は同じはずなのに
今と昔では 見ているものが違います

昔、私がまだ湖を海だと信じていた頃
水面から暗闇を見ていました
この水の底には何があるのだろうと

今、小さな湖の深さを知っている私は
水底から光を見上げています

水面の上を漂っていただけでは
"その光"が当たり前すぎるがために
それを愛することができませんでした

しかし、一度飛び込んだ水の中でなら分かります
私の欲しかったもの
それが"あの光"だったのだと

0051(2008.5.13.)

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